加熱式タバコって、本当に体にやさしい?
- 11 分前
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こんにちは。副院長の遠藤翔太です。
今回は「加熱式タバコ」のお話です。
診察室でも時々、「紙のタバコより加熱式の方が体にいいんですよね?」と聞かれます。
たしかに、加熱式タバコはタバコ葉を直接燃やすわけではないため、従来の紙巻タバコより少なくなる有害物質があります。
タバコメーカーなどでは「有害物質を約90%カット」として、宣伝がなされていた時期もあったように思います。
実際には、90%ちかくカットされている有害物質もあれば、あまりカットされていない有害物資もあり、はたまた加熱式タバコにしかない(紙タバコにはなかった)有害物質もあるなどあり、「有害物質を約90%カット」とはいえないのが実情かと思います。
ですが、ここでは、思考実験として、、、、
もしもかりに有害物質が90%減っていたとして、病気も90%減るのか?
について記載したいと思います。
結論、残念ながら、話はそう単純ではありません。
例えば心臓病。有名な研究があります。紙巻タバコを1日20本吸う男性では、吸わない人と比べて心臓病のリスクは約2倍です。では、本数を20分の1の「1日1本」にしたら? リスクも20分の1になりそうですが、実際には約1.5倍。本数を大幅に減らしても、リスクは意外なほど残ります。
話を加熱式タバコに戻します。
体内に取り込まれた有害物質を調べた研究では、大まかには、
吸わない人 < 電子タバコ < 加熱式タバコ < 紙巻タバコ
という順番になっていることが示されています。
ここでいう電子タバコとは、国内ではほぼ流通していない液体リキッドにニコチンが溶かされたもののようです。燃焼がないので、有害物質の量が低減されています。


