よくある疾患「糖尿病」について
- 8 時間前
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こんにちは。院長の遠藤芽依です!
今回は糖尿病をテーマに書かせていただきます。
糖尿病の大半は、生活習慣の影響も要因(それでけではないですが)であるとされる2型糖尿病です。
2型糖尿病は、体のインスリンの効きが悪いことが原因で、血液の中の血糖値が高い状態が続きます。自覚症状がほとんどないため見過ごされがちですが、脂質異常症などと共に動脈硬化を進め、将来的に心筋梗塞や脳梗塞といった重大な病気のリスクを高める重要な生活習慣病の一つです。
糖尿病かどうかをどうやって知るか?
糖尿病の検査は、まずは採血検査で、空腹時血糖値とHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)をみます。空腹時血糖値が126mg/dlかつHbA1c 6.5%以上などと診断基準が定められています。
治療の必要性
糖尿病は、なりたてのときは痛くもかゆくもありませんが、こちらも長期的な積み重ねが問題になります。7%以上をそのままにしていると、血糖が高い状態が何年も続くと、全身の血管が少しずつ傷んでいきます。
例えば以下のようなことです。
細い血管の障害 → 目・腎臓・神経
太い血管の障害 → 心筋梗塞・脳梗塞・末梢動脈疾患
さらに歯周病、感染症、足の病変などにも注意が必要となります。
糖尿病の薬
糖尿病の治療薬にはたくさんの種類があり、作用の仕方も異なっています。
現在、日本で使われている2型糖尿病の薬は、飲み薬だけでも複数の種類があり、注射薬もあります。それぞれ作用する場所や仕組みが異なり、患者さんの体質、血糖値の状態、体重、腎臓や心臓の状態などを考えながら選んでいきます。
以下、口から飲む薬のうち3つの種類を紹介します。
1.肝臓から糖が出るのを抑える薬――ビグアナイド薬
代表的な薬がメトホルミンです。
糖尿病では、食事をしていないときでも肝臓から糖が作られて血液中に放出されることがあります。ビグアナイド薬は、こうした肝臓からの糖の産生を抑えたり、インスリンが効きやすい体にしたりすることで血糖値を改善します。
長く使われている薬ですが、腎臓の機能などによっては使用に注意が必要です。
2.糖を「尿から出す」薬――SGLT2阻害薬
血液中の糖は、腎臓で一度尿の中に出され、その後、体内に再吸収されます。
SGLT2阻害薬は、この「糖を再吸収する仕組み」を抑えて、余分な糖を尿と一緒に体の外へ出す薬です。
そのため、血糖値を下げるだけでなく、体重が減る方向に働くこともあります。また、心臓や腎臓の病気を持つ患者さんでは、こうした臓器を守ることを期待して使用される場合もあります。
一方で、尿に糖が出ることで尿路感染症や性器感染症などが起こりやすくなることがあり、脱水にも注意が必要です。
3.食事に合わせてインスリンを出しやすくする薬――DPP-4阻害薬
食事をすると、腸から「インクレチン」というホルモンが分泌され、膵臓からインスリンが出るのを助けます。
DPP-4阻害薬は、このインクレチンが分解されるのを抑えることで、食事の後などにインスリンが働きやすくなるようにする薬です。
この薬は、単独で使用した場合には低血糖が比較的少ないことが特徴です。ただし、インスリンや一部のインスリン分泌促進薬と一緒に使う場合には、低血糖に注意が必要です。
3つの種類をご紹介しましたが、糖尿病の薬の種類はまだほかにもあります。
日本糖尿病学会も、薬を選ぶ際には血糖値だけではなく、低血糖などの副作用、心臓や腎臓の病気の有無、患者さんの生活などを総合的に考えることが重要としています。
HbA1cを測り血糖値をみながら薬を相談していくことになります。
まとめ
糖尿病は合併症、重大な病気と結びつく病気です。
まずはHbA1c7%以下を目指して、一緒に取り組みましょう。を受けた方は、ぜひ一度ご相談ください。


